当院では、『超音波』『高周波』『ハイ・ボルテージ』『コンビネーション』といった医療機器を、患者さん一人一人の症状に合わせて様々な組み合わせで治療していきます!
超音波治療
この治療器は、患部に接するプローブと呼ばれる部分の先端が、毎秒100万~300万回の超高速振動することで、ミクロマッサージ効果をつくり出し、これは手技によるマッサージの数倍の圧力に相当します。
患部にプローブをあてると身体の深部にまで超音波の超高速振動が届き、そこに熱(ジュール熱と言います)が発生することで深部に『温熱効果』と『マッサージ効果』の2つの効果を生み出すことが出来るのです。
深部にて『温熱効果』は、だいたい2℃〜3℃の温度上昇があると言われており、『マッサージ効果』は、圧力が深部にまで伝わり組織を刺激するので、軟部組織の新陳代謝を促し手治癒を早めたり鎮痛効果などが期待されます。
高周波治療
10000Hz以上のとても高い周波数を使う治療器です。
この高周波はとても皮膚抵抗が小さいので、一般的な低周波治療器と比べてソフトな刺激で身体の深部(皮膚の下3〜4cm)まで刺激がしっかりと浸透します。
表層だけでなく深部の筋肉にまでしっかりと作用しますので、痛みや炎症を抑えたり血行を促進して血流を改善し又、代謝機能の促進や筋力回復なども期待できます。
超音波コンビネーション治療
超音波コンビネーションとは、超音波と特殊電気を組み合わせた治療器の事です。超音波の振動による深部への『温熱効果』と、特殊電気である高周波やハイボルテージによる『筋収縮効果』の2つの刺激が同時に働きかける事でより効果的な治療が期待できます。
身体の深部が温められながら、電気により筋肉がダイナミックに動きますので血流が良くなり、疲労物質の排除や痛みの軽減が期待できます。
ハイ・ボルテージ【Hi-Voltage】治療
このハイ・ボルテージ治療は、欧米では数多く使用されている電気治療の一つです。
高電圧の電気刺激が皮膚抵抗を少なくするため、皮膚のピリピリ感が少なくなり深部組織に強い刺激を入れることが出来ます。
この刺激により、即効的な痛みやしびれの改善や、血流の促進、可動域の改善などが期待できます。
(柔道整復師 辻喜次 監修)