こんにちは、
高槻市 富田 摂津富田 宮田町 つつじ整骨院院長の辻です。
『膝が痛くていくつかの病院を受診しました。でも痛みが変わらなくて困っています(-_-;)』
お盆も過ぎたのにまだまだ暑い日が続きますね☀☀☀
この時期は、お店に入ると寒すぎるほどクーラーがガンガンにかかっていたり、
家族と出かけていつもより多く歩いたりして膝に痛みを感じるんですって方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
膝の痛みに耐えられずに整形外科に行ってみると、
レントゲンを撮られて先生は触りもせずに
「関節の変形だから仕方ない」「年だから仕方ないですね」とか
「もうちょっと体重落としましょうね」とだけ言ってくる。
どんな治療をしてもらえるのかと思っていると膝にヒアルロン酸を注射されて
帰りに湿布と痛み止めの薬を処方されただけ・・・
このような経験をされた方も多いんじゃないでしょうか。
また、お友達との会話の中で「どこどこの奥さんが膝の手術したらしいわよ。」
なんて聞いた時には「あの奥さんが手術したんだったら次は私もしなきゃいけないんじゃ…(-_-;)」
って考えたりしてしまったり・・・。
このような話は他人事ではないよなぁ〜と思われる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
ネットやテレビでも膝の痛みに関しては様々な情報が飛び交っていますし、
病院などで色々治療を受けても痛みがあまり変わらなければどんどん不安になってきますよね。
では、こんな膝の痛みを抱えてしまったらどうしたら良いのでしょうか?
膝の変形とは…❕❔
多くの方は膝の変形に伴い痛みがドンドン強くなっていくと思われています。
しかしそれは間違いなのです!
とくに変形性膝関節症(OA)は変形が始まる初期から中期にかけて痛みが強くなると言われています。
逆にある程度変形が進行してしまうと痛みが治まりだすのです。
「えっ⁉骨の変形が強くなるのに何で痛みは出にくくなるの?」
このような疑問が湧いてくるのも当然ですが、これには理由があるのです。
実は、膝の軟骨や骨が痛みを感じているわけではないのです。
軟骨や骨が痛みの原因であれば変形が強くなるにつれて当然痛みも強くなるはずですよね?
しかし、それとは逆の反応で痛みは治まりだす。
なぜかというと痛みの原因が軟骨や骨にあるのではなく、筋肉や靭帯にあるからなのです!
皆さんがイメージしている変形とは、軟骨のすり減りと骨棘と言われる骨のトゲの事だと思います。
まず軟骨自体には痛みを感じるセンサー(痛覚)がないためすり減っていったところで痛みは感じません。
骨棘もそれ自体が痛みを出しているわけではありません。
こうなると、まず痛みの原因と考えられるのはセンサー(痛覚)が多く存在する筋肉や靭帯といった組織になるのです。
筋肉や靭帯に痛みが出るのは、なぜ?
普段から運動不足であったり、仕事などで長時間同じ姿勢で座っていたり、
もしくは日常の疲れなどが原因で筋肉が硬くなっていきます。
そこに関節の変形が加わってくると筋肉や靭帯に過剰な負荷がかかるようになります。
それによって痛みのセンサー(痛覚)が刺激されて痛みを感じると僕は考えます。
つまり変形することが痛みの直接の原因ではなく、
運動不足や長時間の座り姿勢または日常の疲れなどによって
筋肉が硬くなっていることが痛みの根底にあるのです。
歩きましょう!
ではどうすれば良くなっていくのでしょうか?
まずは歩くことから始めてみましょう。
といっても痛みの状態によってはそんなに歩けない人もいてはるかもしれませんので、
それぞれ無理なく歩ける範囲から少しずつ歩くようにしてください。
このような話をすると「歩いたらもっと痛くなるんじゃないの?」と思われる方もきっといらっしゃいますよね。
でも安心してください!
変形性膝関節症(OA)はなるべく歩く方が症状は改善するという論文や報告が多数あるのです。
ただし普段まったく運動していない方がいきなりたくさん歩いたり、
まして走ったり山のぼりしたりはやめてくださいね。
まず痛みの少ない範囲でいいので少しずつ始めてください。
すると少しずつですが歩ける時間や距離が増えてくると思います。
とにかく、最初は5分でも10分でも構いません。
そこから徐々に歩く時間を増やしていけば良いのです!
そのうち1時間以上歩けるようになったら、近くにハイキングに出かけてみるのも楽しいかもしれませんね(*^▽^*)
最後に
変形性膝関節症(OA)といわれてなかなか痛みが改善しなかったら、
本当に手術しないといけないのかな、
このまま歩けなくなってしまうんだろうかなど、
本当に不安になってしまいますよね。
でもちょっとご自身の生活を客観的に見直してみてください。
リビングでゴロゴロしていませんか?
ずっと座ったままテレビを観ていませんか?
自転車やクルマばっかりで移動してはいませんか?
今までの生活習慣の中に歩くを加えてみると、違う未来が見えてくるかもしれません。
ただし、無理はせずに痛みの少ない範囲から歩くのは始めてくださいね!
「この膝の痛みどうしたらいいの?」
「歩いても痛くてなかなか時間が伸ばせないのはなぜ?」
など不安を感じている方は、一人で抱え込まずにぜひ一度ご相談くださいね!
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます!
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柔道整復師 辻 喜次 監修